食料自給で安全・安心な野菜

植物栽培ユニットから生まれるコミュニティ

農業分野での事業に着手した大和ハウス工業の最初のプロダクトが、植物栽培ユニット「アグリキューブ」です。サイズが小規模であることと、農薬を使わずに水耕栽培で野菜を育てられることから、同グループが運営する老人ホームにおいてアグリキューブをベースにカスタマイズした栽培システムが導入され、完全無農薬の野菜を取り入れた食事メニューを提供できるようになりました。

室内に設置された栽培システムの中で、すくすくと育っていくリーフレタスやベビーリーフ、フレッシュハーブといった野菜たち。安全・安心な無農薬野菜を食べられるだけでなく、これらの野菜の成長を毎日眺める楽しみを通じて、入居者同士のコミュニケーションの場になっているといいます。

昨日よりも大きくなった植物をともに眺め、ともに喜ぶ。収穫した野菜を同じ食卓でおいしくいただく。身近な生活の中で野菜を育て、それをきっかけにした人と人とのコミュニケーションも生み出す植物栽培システムは、新しい農業と人との関わりを示唆しています。