新しいスタートにむけて

ITで支える新しいスタート

津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町志津川地区。漁業者への復興支援をすすめるなかで聞いた「事務職として新しいスタートをきりたい」という声をきっかけに、SAPジャパンの東北復興支援活動「TEARS (Tohoku Earthquake Aid and Relief Strategy)」と、国際NGO団体OBIの共同により、復興支援パソコン教室が開催されました。

仮設住宅集会所に寄贈されたパソコンを使い、SAPジャパン社員のボランティア・インストラクターがマンツーマンで指導するこのプログラム。2013年7月に開催されたプログラムは、同月16日の三陸新報に『「とても分かりやすい」志津川中仮設住宅 復興支援パソコン教室』という見出しで写真と共に掲載され、地元メディアからも注目が集まりました。

震災前の2009年から、自立支援の一環として児童養護施設や「東北」「児童」の支援をするNPO団体にパソコンの寄贈を続けている同社。以前は寄贈する中古パソコンのデータクレンジングなどを社員がおこなっていましたが、2013年は認定特定非営利活動法人 文化学習ネットワークと共同でおこない、教えながら一緒に作業することで、新たな雇用も生み出されました。2014年も引き続き50台のパソコンが寄贈される予定となっています。