エコな輸送を叶えるコンテナ

効率のよい海外輸送が環境負荷を低減する

ローランド ディー.ジー.の売上比率の9割を占める海外市場への輸送は、主に船便が使われています。その時に使われる輸送用コンテナに着目したのが、同社の輸送過程における環境負荷低減のはじまりでした。

輸送用コンテナの積載率を上げることができれば1度で運べる量が増え、配送回数を減らすことができ、環境負荷の低減につながります。売上の9割を占める海外への輸送回数を減らすことは、同社にとって効果的な環境負荷低減が見込める取り組みでした。

2008年、輸送用コンテナをハイキューブコンテナと呼ばれるタイプに変更することで、1つのコンテナにつき、従来より8台も多くの荷物を運べるようになりました。さらに製品の梱包サイズを変更したり、新製品開発の段階から梱包仕様を考慮するといったように、積載率向上のための取り組みは部門の垣根を越えて展開されました。現在は向上した積載率の標準化を推進するという次の段階に進むため、実績データの収集がおこなわれています。