森林も生物も住民生活も守る

その土地固有の生物と住民生活を守るプロジェクト

リコーでは「生物多様性方針」が掲げられ事業活動における生物多様性への負荷を減らす活動が実施されています。

同社が目指すのは、「人間社会から生じる環境負荷」が「地球環境の再生能力」の範囲内に抑えられた状態です。地球の再生能力を回復・向上させる上で大切なことを生物多様性保全活動と捉え、同社は生態系の中でも特に生物多様性が豊かな「森林生態系」に注目して1999年度から世界各地で「森林生態系保全プロジェクト」を展開してきました。

現在は日本、ロシア、中華人民共和国、ブラジル連邦共和国、マレーシアという、世界5カ国6地域で環境NGOや地域とのパートナーシップのもとにおこなわれているこのプロジェクト。単なる植林とは異なり、土地固有の生物種の生息域や住民生活を守ることが主眼とされ、長期的な視点で持続的な森林管理の枠組みの構築が目的とされています。